No35.質感にこだわる質感で魅せるツインリビングの北欧モダンスタイル
アイボリーの石目調の外壁に、ダークブラウンの木部分が映える北欧のテイストを加えたモダンスタイル。
ベランダ手摺、玄関前の格子、正面のウッドデッキの各所に散った3点の木質部分のバランスが外観の肝。石目との相反する質感と色が、外壁を2種類以上で貼り分けた時以上のコントラストをもたらします。
玄関の上部は2階の廊下を挟んで構成された、1階と立体交差した近代的な印象の吹き抜け。
北側玄関とは思えない程の光がホールに注ぎ込まれ、常に明るい玄関を維持すると共に、床材の無垢のオークの表情豊かな木目を美しく引き立てます。
玄関正面のハイドアの奥にはLDKが。
笠木と窓枠には無垢材を、建具と食器棚は突板(単板貼り)で造作し、シート物は使用しない本物志向。(通常内装には木目を模したシート貼りの建材も多く用いられる。)彼らはダークブラウンに塗装を施され、アラワシの梁と共に部屋全体のアソートカラーとして活躍しています。
またテレビの後ろとダイニングの壁際に間接照明を設置。夜分晩酌やリビングでまったりするには丁度いい明るさがとれると好評。2か所に分断して設置した事で雰囲気の向上だけでなく、実用性も兼ね備える事ができました。
2階ホールはあえて広くスペースをとり、通路兼セカンドリビングに。
2階各室の中央に位置し、施主様のブリキの小物のコーディネートも相まって、北欧テイストを入れたメインリビングとはまた違うアメリカンシェアハウスのような印象。モダンに仕上げた畳スペースが隣接するその空間は、さしずめ『WAメリカンスタイル』といったところでしょうか。
他にもリビングとつながる大きなウッドデッキや、モザイクタイルを天板に使用した造作洗面台、アクセサリー類も無垢にこだわったトイレ等、見どころの多さは随一。理想を追って材質や色遣いの検討を徹底的に行い、各箇所が仕上がる度に顔がニヤけたという担当者にも想い出深い作品。
- 所在地
- 気仙沼市内
- 延床面積
- 延55.23坪(1階26.42坪/2階28.81坪)
- 仕様
- 5LDK+小上がり和室+吹き抜け