スチールグレーとアイボリーの外壁が緻密な割合で貼り分けられた和モダンスタイル。
遠目に見れば芝の緑とウッドデッキの茶が加わり、互いを引き立て合う色の4重奏を奏でます。

天井を吹き抜けで設計された明るさ抜群の玄関は、下駄箱で来客と家族の入り口を分離。
突然のゲストにも、常に綺麗で気持ちよい空間でお出迎えができるように計算された間取りです。
また、隣接する階段から上った2階ホールからの眺めは、まるで高級ホテルのロビーのようです。

玄関前のハイドアをくぐるとLDK・畳の小上がり・和室が２間。
豪華さと重厚さを感じさせる月桂樹の無垢の床が貼られたリビングからは、１階全てを回遊できるつくり。
全ての建具を開け放てば、生活スペースの合計面積は実に40畳！フラット対面のキッチンや、センターレースの ブラインド、施主様みずから仕上げにたずさわった和紙貼りの襖など、見どころも満載に仕上がりました。

『この住宅の真価は夜にある。』そう担当者は語ります。
ウッドデッキの下方向からの光や、外壁の凹凸を活かした間接照明が織り成す光と影の競演は実に幻想的。
内部にも建築化照明をふんだんに用いており、上質な空間を創り出すことに一役買っています。

２階にはなんとホームシアタールームを設置！
特殊な防音仕様の天井材やボードを使用しており、周囲に気がねすることなく、大音量での臨場感ある映画鑑賞が可能です。
今では大画面の液晶テレビとBrad Furnitureのガラス製のテレビ台が設置され、ご主人と奥様の お気に入りスペース。『趣味あらばこだわるべし』の格言通り、細部まで打合せを繰り返した至高の空間です。

人生における趣味の重要性を再認識させられた、記憶に色濃く残る一作です。